9月にミラノで開催される国際皮革見本市『Lineapelle』 には毎回訪問するようにしています。良質な素材調達と業界の情勢を把握することが一番の目的ですが、事業継承の一環でもあります。会場には25年来のお付き合いになるタンナリー・マズア社のブースもあり、定期的にコンタクトをとっています。昨年秋のLineapelleの会場でボルドーカラーの厚口の革サンプルを依頼して、今年の春にサンプルの革が赤平に入荷、その品質の高さを確認することができました。ボルドーカラーの厚口の革が調達可能になったことはこの上ない喜びとなり、創業祭の限定品を最終決定できた瞬間でもありました。

創業祭2025限定品 左:B565いたがきランドセル 右:B568クラシカルショルダー

創業祭2025限定品 左:B565いたがきランドセル 右:B568クラシカルショルダー

厚口の一枚革で仕立てた”B565いたがきランドセル”と”B568クラシカルショルダー”

B565いたがきランドセルとB568クラシカルショルダーは、一枚革で製作している代表作。定番色で展開中で、ご愛用者も年々増えている人気アイテムですが、Rugato革がお好きな方からの要望も多くいただいていました。過去に革を表裏貼り合わせて対応したことはありましたが、やはり製作コンセプトである『一枚革仕様』にはこだわりたいという強い思いがありましたので、今回は長年の想いが、満を持して実現できる運びとなりました。一頭の牛の皮のお尻から背中にかけた安定感のある部位で、革の厚さも贅沢に3mmを確保していただきましたので、表面の肌理の細かさと、密度が高くしまりのある繊維を兼ね備えた極上の仕上がり感に満足しています。

限定品B565いたがきランドセルのイタリア製の差込錠

限定品B565いたがきランドセルのイタリア製の差込錠

差込錠には「ITAGAKI」の刻印を施しました

差込錠には「ITAGAKI」の刻印を施しました

『Lineapelle』では、革だけではなく、生地や内装地、金具に至るまでものづくりに必要な素材を一通り手配することができます。2022年コロナ禍後に久しぶりに訪問した会場には魅力的な素材が溢れていました。今回のB565 いたがきランドセルに採用した”差込錠”もその一つ。国内で調達していたイタリア製の差込錠が手に入らなくなり、国産に切り替えていましたが、『Lineapelle』で30年以上前と不思議なくらいに変わらないイタリア製 差込錠に再会することができ、変わらない良さを守り続けているいたがきの同志に出会えたような感慨深い体験になりました。今回使用する金具はITAGAKIのロゴが刻印されたオリジナル仕様です。

 

10月1日(水)から「鞄いたがき 創業祭2025」が始まります。スタッフ総出で限定品の製作、イベントの準備を進めていますので、どうぞ楽しみにお待ちください。

▶鞄いたがき創業祭2025
10月1日(水)~31日(金)まで全直営店とオンラインショップにて開催。

▶職人お手入れ修理相談会
期  間:10月11日(土)・12日(日)の2日間
開催店舗:京王プラザホテル札幌店・京王プラザホテル新宿店・中部国際空港セントレア店・京都御池店
(※新千歳空港クラフトスタジオ店では開催いたしません)

▶いたがき創業祭2025特集ブログ一覧
2025創業祭①『鞄いたがきの創業祭』

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