いたがきの創業者は大の靴好きで、いつかはタンニンなめしの革靴を作りたいと熱望していました。その夢をヒロカワ製靴の廣川社長が叶えてくださり、3年前に『SOLID』のキャメルカラーが登場しました。創業40周年に間に合わせましょうと、粋な計らいをしていただき、2022年創業祭でお披露目することができました。栃木レザーならではの良質なタンニンなめしの革で、いたがきのオリジナルとしてこれまでに製作いただいた足数は500足となり、いたがき鞄のご愛用者の方々を中心にお求めいただいています。底の形状やタンニンなめしの革のフィット感など、実際に履いてみないとわからない良さに、多くのお客様からご納得の声をいただいています。

 

ヒロカワ製靴 SOLID(ソリッド) I-2240

(左) いたがき会長  板垣江美 (右) 株式会社ヒロカワ製靴  廣川雅一社長

(左) いたがき会長 板垣江美 (右) 株式会社ヒロカワ製靴 廣川雅一社長

SOLIDを通じて、廣川社長との交流も深まり、お互いの業界のこと、材料の高騰や手配の難しさなど近況を交換し合う機会も増えてきました。あるとき、廣川社長のこだわりが詰め込まれて特別な存在でもあったSOLIDの底に使われている「クレイジーソール」の製造が継続できなくなりそうだ、というヒロカワ製靴にとってもかなり深刻な事実を打ち明けられました。良質な素材の調達はいつの時代でも容易ではありませんが、先行きが見通せない状況が続く中で「何とかしたい」と苦悩されている様子は、自分事のように強く共感できました。そして今年の新春に、廣川社長から「SOLID」を黒で作ってみましょうと新しいご提案をいただきました。すぐに革を準備し、見本品を製作していただき、廣川社長ご自身がモニターをしてくださり、今年の創業祭でお披露目する「SOLID」黒バージョンの受注販売へとスピーディに準備を進めることができました。

SOLIDの新色「黒」
SOLIDの新色「黒」
優れた履き心地が実感できる、タンニンなめし革の実用性が伝わる逸品
優れた履き心地が実感できる、タンニンなめし革の実用性が伝わる逸品
靴底はコルク入り合成ゴム製
靴底はコルク入り合成ゴム製

廣川社長からは、「キャメルが500足ですから、黒なら倍の1000足はお作りしなければなりませんね。」とご経験に基づいたコメントをいただいています。この創業祭期間中にご注文をいただくと、来年2026年の2月のお渡しを予定していますので、ぜひ一目ご覧になりに、いたがき直営店に足をお運びください。10月18日(土)・19日(日)の週末は赤平本店において、廣川社長と専務の息子様が、SOLIDのフィッティングをしてくださいますので、どうぞこの機会お見逃しなく。

▶鞄いたがき創業祭2025
10月1日(水)~31日(金)まで全直営店とオンラインショップにて開催。

▶職人お手入れ修理相談会
期  間:10月11日(土)・12日(日)の2日間
開催店舗:京王プラザホテル札幌店・京王プラザホテル新宿店・中部国際空港セントレア店・京都御池店
(※新千歳空港クラフトスタジオ店では開催いたしません)

▶いたがき創業祭2025特集ブログ一覧
2025創業祭①『鞄いたがきの創業祭』
2025創業祭②『ヨーロッパの素材力』

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