毎年、春と秋の年2回、ミラノで開催される革の国際見本市「Lineapelle」には、必ず足を運んでいます。
今回は、開発中のサンプル品や素材の見本を鞄に詰め込み、初秋のミラノ・マルペンサ空港に到着しました。
この時期のミラノは、爽やかで心地よく、街を歩くのにも気持ちの良い季節です。毎回訪れるLineapelleの会場には、今回も多くの人が集まり、活気に満ちていました。
事前に各社との打ち合わせ内容を整理し、一社ずつブースを訪問。持参したサンプル品を見てもらいながら開発の進捗を確認し、2027年度に向けた情報交換を行いました。今回の打ち合わせを通じて改めて感じたのは、「品質を安定して維持すること」の難しさと、そのために継続して意見を交わすことの大切さです。
素材メーカーも常に世の中の動向やトレンドを意識しています。しかし、それを取り入れることで、これまで変わることなく守ってきた品質に、知らず知らずのうちに少しずつ変化が生じることがあります。変わらない品質を守ることは、簡単なようでいて、実はとても難しいことなのだと感じます。だからこそ、小さな変化を見逃さず、工程や素材のポイントごとに丁寧に意見を交わし、お互いの考えを伝え続けることが重要です。長く愛される製品をつくるために、素材メーカーとの対話を重ねながら、一つひとつの品質を確かめていく。今回のLineapelle出張でも、その大切さを改めて実感しました。