「創業記念日に寄せて」

日頃より鞄いたがきへのご愛顧、誠にありがとうございます。おかげさまで、弊社は今年で創業43周年を迎えることとなりました。これまで私たちを見守り続けてくださった皆様のご支援とご愛顧に、心より感謝申し上げます。

 

基本に忠実に変わらないものづくりを生業として、日々を営む中で多くの方々と出会い、ご縁をいただき、さまざまな経験を積ませていただけたことは、私たちにとって大きな財産となりました。“継続は力なり” という言葉の真の価値を実感できるようになったとも感じております。

 

創業以来、鞍ショルダーの生産数は落ちることがなく、毎年少しずつ増えているのですが、2022年以降、海外からの訪日客が急増したことで、鞍製品をお求めになる方も一気に増え、さらに生産体制を強化して対応しています。鞍シリーズは、手間のかかる難しい作りですので、品質管理への意識は常に最優先していますが、作る量が増えたことで作り手の技術も向上するなど、結果とても良い循環が生まれています。44年前に創業者が渾身の力を振り絞って生み出した代表作が、今のいたがきの内部を活性化へと導き、その品質の高さと製品の魅力に気付いてくださる方が国内外問わず増え続けていることに、ただただ驚いています。丁稚時代に学んだ技術と、発想力、忍耐の結晶とも言える製品は、時間を追うごとにその存在感を増し、時代が移り変わっても、本物を求める人々の心に響き続けるのだと感じています。

 

SOLIDを作っていただいたヒロカワ製靴の廣川社長からご紹介いただいたMONOマガジン社に、創業以来初めて「鞍シリーズ」のカタログを制作していただきました。この制作過程は、創業者が生み出した「鞍ショルダー」がどのようにして「鞍シリーズ」へと進化していったのかを振り返る貴重な時間となりました。そして、まるでバトンを繋ぐかのように偶然にも動画制作会社から撮影オファーがあり、(57のパーツが織りなす奇跡)乗馬用「鞍」の曲線美を再現した革鞄 | 北海道 鞄いたがき という動画を製作していただきました。この動画は、「Making Z:すばらしい世界の職人技」という動画サイトで現在公開されています。その動画を見た母は「みんな頑張ってくれているわね、昔のままね。」と顔をほころばせていました。

 

今年の創業祭では、新たなチャレンジにも取り組みました。これからも良質なタンニンなめし革をより多くの方に知っていただけるよう提案を続けながら、一歩一歩、50周年という節目に向けてしっかりと準備を進めてまいります。

                          

                                        

                                        株式会社 いたがき

                                     代表取締役会長 板垣江美

▶鞄いたがき創業祭2025
10月1日(水)~31日(金)まで全直営店とオンラインショップにて開催。
「いたがき創業祭2025」特設ページ
▶職人お手入れ修理相談会
期  間:10月11日(土)・12日(日)の2日間
開催店舗:京王プラザホテル札幌店・京王プラザホテル新宿店・中部国際空港セントレア店・京都御池店
(※新千歳空港クラフトスタジオ店では開催いたしません)

▶いたがき創業祭2025特集ブログ一覧
2025創業祭①『鞄いたがきの創業祭』
2025創業祭②『ヨーロッパの素材力
2025創業祭③『SOLIDに新色「黒」が登場』
2025創業祭④『限定品の作業風景』

2022年1月以前のブログはこちら

※リンク先は2022年1月までのアーカイブです