2026鞄いたがき創業祭② いたがきの鞍シリーズ

いたがきの鞍シリーズ

皆様ご周知のように、「鞍シリーズ」は、いたがきの顔であり、長く愛されてきた代表作です。その始まりは、E919鞍ショルダー大の前身となる”E911仕様”を、一年半の歳月をかけて開発したことでした。その後も改良を重ねるとともに、お客様の声にお応えする形で仲間を増やし、現在の「鞍シリーズ」へと発展してきました。

馬に乗せる鞍は、厚く耐久性に優れたタンニンなめしの革でなければ、その形や機能を表現することができません。鞍とタンニンなめしの革は、切っても切れない組み合わせなのです。

 

創業者・板垣英三が丁稚時代に学んだものづくりの技術も、タンニンなめしの革を主材としたものでした。北海道でいたがきを創業したこと、そしてタンニンなめしの革と、そこで培ったものづくりの技術。この二つが結びついて生まれたのが、いたがきの「鞍シリーズ」です。以来、私たちは長い年月をかけて、ものづくりの精神と鞍シリーズの魅力を、北海道・赤平の地から発信し続けてきました。

創業者・板垣英三が若かりし頃、師匠から受け継いだものづくりの技術は、70年以上経った今も、いたがきの基本として脈々と受け継がれています。そして、この「技術継承」こそが、いたがきを創業した真の目的でもあります。

「作り手の指先に宿る技を、使い手の五感に届ける」。これは、社内で常に意識し、大切にしているテーマですが、その思いを形にするため、鞍ショルダーの作業工程をまとめたビデオをYouTubeでも公開しています。また、赤平本社の見学室も開放しており、作業が行われている平日には、実際のものづくりの現場で、作り手の指先の動きを直接ご覧いただくことができます。

日本のものづくり文化を、これからも受け継いでいくためには、決して容易ではない課題もあります。しかし、実際にその現場を訪れたり、動画を通してものづくりの様子を知っていただくことで、職人の手仕事の精巧さや丁寧さ、そして、そこから生まれる製品の価値も、改めて感じていただけるのではないかと思います。

 

職人が手を動かし続けなければ、技術は少しずつ衰退してしまいます。日々の仕事を通して技を磨き、切磋琢磨しながら生み出される製品に、ぜひ多くの方に関心を持っていただければ幸いです。

 

▶鞄いたがき創業祭2026
10月1日(木)~31日(土)まで全直営店とオンラインショップにて開催。

▶職人お手入れ修理相談会
期間:10月10日(土)・11日(日)の2日間
開催店舗:京王プラザホテル札幌店・京王プラザホテル新宿店・中部国際空港セントレア店・京都御池店(※新千歳空港クラフトスタジオ店では開催いたしません)

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