鞄いたがきでは製品をより永くお使いいただくために修理部門を完備しています。
ご愛用品の気になる部分をお聞かせください。
専門スタッフがお預かりした修理品の状態を確認した後、必要に応じて修理箇所をご提案させていただき、納期とお見積もりをお知らせします。
今回は人気のミニポーチ、《M517 パンプキンポーチ 2way》の、革パーツ交換の様子をご紹介します。
鞄いたがきでは製品をより永くお使いいただくために修理部門を完備しています。
ご愛用品の気になる部分をお聞かせください。
専門スタッフがお預かりした修理品の状態を確認した後、必要に応じて修理箇所をご提案させていただき、納期とお見積もりをお知らせします。
今回は人気のミニポーチ、《M517 パンプキンポーチ 2way》の、革パーツ交換の様子をご紹介します。
こちらはご依頼主の娘様達に、姉妹で15年以上ご愛用いただいていたお品。使わずにしまっておいたところ、内装の合皮部分が劣化しひび割れていたとのことで、修理依頼をお寄せいただきました。
本社に到着し修理スタッフによる確認を行ったところ、横マチのソフト革やハンドルなども傷みが進んでおり、解体・再組立てなどの修理作業に耐えられないと判断。合わせてパーツ交換を行わせていただくことになりました。
丁寧に糸をほどき、慎重に鞄を解体していきます。解体作業ではどうしてもご使用中にはしないようなパーツの動かし方になるため、ここで傷んでいた部分が一気にひび割れてしまう…ということもあります。
合皮でできていた内装ポケットのパーツを革に交換しました。内装地の布は傷みが少なく、元のパーツをそのまま生かしています。カツラギと呼ばれるこの生地は丈夫な厚手の綿織物です。伸縮性に優れた綾織りの手法で織られており、伸び縮みをする革との相性も良く、様々ないたがき製品の内装に使われています。
かぶせの裏側も新しい革のパーツに貼り替え、コバ仕上げ(断面の処理)をしてからステッチを入れていきます。コバ仕上げの塗料は革の色毎に決まった色を使っていますが、修理班ではご依頼品の経年変化の状態に合わせて色を選ぶこともあります。今回は赤い革用の塗料を使用しました。
新しいソフト革の横マチと、先ほどのかぶせのパーツを縫い合わせ、底マチや内装地も縫い合わせていくと、再び鞄の形が組み上がりました。新調したハンドルなどのパーツなども合わせ、全体的にお手入れを施して、修理完了です。
交換パーツは多くなってしまいましたが、二人の娘様がこの鞄と過ごした思い出はしっかりとボディの風合いに刻まれて、唯一無二の一品となりました。
御祖母様から孫娘様へのプレゼントだったというこちらの鞄、修理後は母であるご依頼主様ご本人がお使いになるそうです。これからもご家族の素敵な思い出を、この鞄と共に紡いでいただけることをスタッフ一同お祈りしています。